クラシック戦線の勢力図が大分固まってきました。
近年皐月賞トライアルが終わってもまだ中心となる馬が定まらないことも多かった印象ですが、勢力図が早めに固まった年のほうが世代レベルは高いことが多いと思います。

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さて私の手駒としては
牡馬がロイカバード、レーヴァテイン
牝馬がシンハライト、レッドアヴァンセ
の2頭ずつとなりそうです。

牝馬はかなりチャンスのある印象ですが、牡馬はクラシックに参加は出来そうといった感じでしょうか。

きさらぎ賞の1~3着馬はノーザンファーム産(育成)・ディープインパクト産駒・関西馬という基本3点縛りでやっている私の指名候補の3頭でしたが、「母2頭目のディープ」「ディープ替わりの1頭目」という優先事項により、チョイスしたのはロイカバードでした。

基本3点と優先事項により指名したエース候補だったポルトフォイユ、シルバーステートの2頭がリタイアしてしまったという誤算はありますが、基本3点に合致するディープ産駒牡馬の現時点での最高傑作とも思えるサトノダイヤモンドを指名出来ていないのは痛恨の極みです。

よくよく考えれば「初仔は割り引き」という過去の傾向はあるものの世界中からディープのために良い繁殖を集めてきているのでしょうから、今後変わってくると思える傾向だったとも思えます。

また、初仔は割り引きという理由の元を辿ればディープ産駒の小柄な馬が不振で割り引きたいということなので、初仔云々よりも馬体重にのみ焦点をあてるべきだったかも知れません。


個人的に特にPOGということで厩舎で選ぶとしたら真っ先に見るのが角居・池江厩舎の入厩予定馬ですが、その2厩舎に基本3点と優先事項に合致する馬がおらず、その点においては妥協して選んだ10頭とも言えるわけですが、皮肉なことに今年の牡馬クラシックはこの2厩舎を中心とした争いとなりそうです。

この2厩舎に優先事項などとケチを付けるべきではなかったと思う一方、何でもアリとなるとエルプシャフトやフォイヤーヴェルクも指名しなければならなかっただろうし、しかし優先事項に拘らなくとも母馬が高齢過ぎるという理由でエルプシャフト、小柄過ぎるという理由でフォイヤーヴェルクは指名せずに済んでいたかとも思います。

基本3点と優先事項は基本的には来シーズンも続けたいと思いますが、優先事項は拘りすぎず、馬体重とデビュー時期で柔軟に対応するのが良い気がします。



POGにおける2トップは前述の2厩舎だと思っていますが、一口馬主ということで言うと今週で引退となる松田博・橋口厩舎はその2厩舎に優っている印象すらあります。
実際一口馬のペイ率やトータル回収率等は非常に優れた数字を残されているのではないでしょうか。

私が見てきた調教師の引退でこれ程残念に思うことはなかったのではないかというくらい残念ですが、最後までトップの存在であり続けた松田博・橋口調教師には心からお疲れ様でしたと言いたいと思います。



中山記念は勝負レースになりそうです。
松田博厩舎から角居厩舎に転厩したラストインパクトも出走予定となっています。
中山記念に使うなら転厩はその後でもよかったのではと一瞬思いましたが、松田博厩舎に中山記念というイメージはなく、転厩したからこその出走という気もします。
主観的には2冠馬が強いのではないかと思いますが、違う馬からの勝負レースとなりそうです。